大腿部骨折により学んだこと
そもそもの骨折の原因は、自転車の横転事故でした。
幸い、労災が適応されましたので入院費などで苦労することはありませんでした
ただ、会社勤めであれば骨折によって苦労することは多岐に渡ります
(個人事業主であれば苦労しないわけでもないのですが)
今回は、私が会社に復帰するまでの間に苦労したことを中心に記載して行きたいと思います。ぜひお付き合いください
また、リハビリについては別のページで別途詳しく記載したいと思います
なお、私の骨折は2023年半ばでしたが、2025年始めになった時点ではまだ完全には骨が繋がっていないと医者から申告されました。骨は基本的にまず外側が繋がり、その状態から内部が密になってようやく元の骨の強度になります。
それが二年ほどかかると言われていますので……私の骨が完治するのはこのブログを書いている時点ではまだまだ先のことになります
労災の申請について
労災の申請については、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
私としても専門家といえるほどには詳しくはないのですが、一つ言えるのは労災のに関しては『基本的に会社が労災の申請を行う』ということです
私も会社に労災の適応範囲の状況だったかどうかなどの書類については、病院内で作成するといったことはありましたが、労災についてはほぼ会社側が申請を行うものですので、労災に該当する方はまず会社に労災の申請を行いましょう
労災の注意点としてもう一つ重要なのは『労災は会社が支払いを行うわけではい』ということです
労災による給料の補填は労基の担当区分ですので、会社が労災そのもので損をすることはないはずなのです
であるにも関わらず会社が労災の申請を拒否するケースがあるようですが、そのことを知っているなら、会社の人間が労災の支払いは労基が行うことを知らないか、会社側になんらかのやましい理由がある……と考える他にありません。
労災の支払いは労基が行うことを知らないケースも考えられますので、会社に拒否された場合もそのことを伝えて相談を続けましょう。
基本的には労災の申請を断られるケースはあまりないと思いますが、一応
病院内で実行した方がいいこと
職場での復帰を視野に入れるなら『リハビリの内容以外にも』病院内で覚えておくべきことは、実は色々とあります
まず基礎知識として、折れた骨が繋がるのは最低でも二ヶ月はかかるということです。ただし、これは比較的健康で若い人間であることや、骨折の度合いによっても変わります。そもそも骨折の回復速度は個人差が大きいため、そのことも視野に入れて会社に申告しておいた方がいいでしょう
なお、私の場合は会社に行けるようになるだけなら四ヶ月程度でしたが、一年と半年でまだ骨が繋がりきっていません。
あまりにも骨折の状態が酷すぎて、一度血液検査を含めた精密検査を受けるはめになりました。骨粗しょう症などの健康上の問題があるのではないか疑われたのです。
結果として、私の場合は特に健康上の問題はなく単に事故で相当な衝撃を受けたのだろう、ということで落ち着きましたが。
なぜそのような話をするのか? 私の場合『会社の上司が骨折に関する知識を全く持っていなかった』からです
深く考えてみれば簡単な話ですが、職務自体が重労働で重たい荷物を運搬したり、高所で作業するような状況が日常的な仕事、などの一部例外を除けば『骨折をした従業員と一緒に勤務した経験がある人間』というのはあまり多くはないでしょう
つまり、職場の人間の大半は骨折をした人間が身近にいないケースが多く、骨折がどの程度で治るのか、などの基本的な知識を持ち合わせていないケースが多いのです。
なので、相手が自分のことを分かってくれるとはあまり考えず、医者から教えられた骨折に関する知識は出来る限り会社と共有した方がいいということです。
私の場合、会社からなぜまだ退院しないのかといった趣旨の言葉を、骨折してから二ヶ月ほど経過した頃に言われました
労災の支払いは会社ではないにせよ労基が行っているので、本来なら個人のワガママで入院期間が伸びることはまずありません。
労災が支給されている状況で医者が退院出来ると判断した場合は、入院費の支払いが本人ではないのもあって、割と容赦なく退院させられるはずなのですが、それでも上司からわざと入院を続けているのではないかと疑われてしまいました。
まあ、そこまで手酷いことを言われるケースはあまりないとは思いますが、会社側も退院がいつになるか知りたいと思うのは当然のことだと思います。私の場合は医者にも本人にも分からない状態でしたが、基本的な骨折の回復期間の目安くらいは言っておいた方がいいでしょう。
その上で、医者にいわれた通りの病状を細かく伝え、入院が伸びるならそれを細かく伝えておくことが、会社のためにも自分のためにもなると思います。
入院後のリハ通いの期間などについて
意外かもしれまんせんが、実はこれも労災と無関係ではありません
骨折をした場合、病状にもよりますが基本的に病院を退院すればそれで終わりということはまずありません。
通院リハといって、人によりますが大体の人は週二日はリハビリテーション病院にてリハビリの指導を受けることになります。
重要なのは、この『リハビリテーション病院でリハビリ指導を受けている時間は、労災による給与補填が適応される』ということ。
もう一つが、リハビリ指導を受ける時間は当たり前ですが仕事が出来ませんので会社にそれを了承してもらう他にありません。
この外来によるリハビリ指導は、病院としても患者の回復度合いをはかるために必要なため、よほどのことがない限りは通院してほしいと言われますし、リハビリ指導を受けないと患者側も適切なリハビリ指導を受けることは出来ないと思っていいでしょう
このリハビリ指導についても、あらかじめ会社に申告しておかないと後々トラブルになることが考えられます。病院側もなかなか個人の要求に合わせて時間を調整するのが難しいこともあり、よく会社と意見をすり合わせておきたい事項です。
とまあ、このように色々なことを書きましたが、正直リハビリ以外でも会社員なら会社に根回して置かないと、後々トラブルに繋がるような事案は結構あります
幸い……とはいえませんが(苦笑)不幸中の幸いといいますか入院中はそれなりに時間があります。
その時間内で自分の病状や退院後のリハビリテーション病院の通院頻度、そして通院期間の目安などについては、可能な限りは把握しておいて損はないと思います。
スムーズな職場復帰が出来たと思っていても、上記のような事例で会社とトラブルになってしまっては笑えない自体になるでしょう。
せめて骨折以外のトラブルが避けられるように、ここに書いた情報が役に立つことを願っています
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